盆栽の植え替えには、樹に合った鉢と用土、鉢底網、固定用針金を用意します。それぞれの役割を知り、樹種や鉢の大きさ、育てる環境に合わせて準備しましょう。
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鉢の準備
植え替えには、今の鉢を使うこともできます。新しく選ぶ場合は、樹や根の大きさに合うサイズ・深さと、樹を引き立てる色や形を見て選びます。
使う前に鉢の汚れを落とし、排水穴や固定用針金を通す位置を確認しておきましょう。
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植え替えに使う用土
用土は根を支え、水分を保つとともに、余分な水が抜けて空気が通る環境をつくります。盆栽では、性質の異なる粒状の用土を組み合わせて使うことが多く、配合済みの盆栽用土も選べます。
主な用土と役割
赤玉土
水もちと通気性を備え、幅広い樹種の配合のベースになる用土です。
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桐生砂
水はけや通気性を補うため、赤玉土などに混ぜて使います。松や真柏などの松柏類の用土にも使われます。
鹿沼土
酸性の用土で、サツキやツツジなど酸性の土を好む樹種に使われます。単用で使う場合も、ほかの用土と配合する場合もあります。
樹種と育てる環境に合わせる
松や真柏などは水はけを重視し、モミジやカエデなどは水もちとのバランスを考えます。サツキ・ツツジ類には、鹿沼土を中心にした用土が使われます。
同じ樹種でも、鉢の大きさや深さ、日当たり、風通しによって乾き方は変わります。育てている鉢の乾き方と水やりの頻度を踏まえ、配合や粒の大きさを調整します。
配合済みの用土を選ぶ場合も、対象となる樹種と粒の大きさを見て選びましょう。
粒の大きさと微塵
一般に、粒が細かいほど水もちがよく、粗いほど水はけがよくなる傾向があります。小品盆栽では1〜3mm程度がひとつの目安になりますが、鉢の大きさや乾き方に合わせて選びます。
使う前にふるいにかけ、粉状に崩れた「微塵」を取り除きます。微塵が多いと、水はけや通気を妨げやすくなります。
鉢底網の役割と準備

鉢底網は、鉢底の穴から用土がこぼれ落ちるのを防ぐために使います。使う用土が抜けにくい網目を選び、穴よりひと回り大きく切って覆います。
植え付け中にずれないよう、短い針金で鉢に留めておきます。網を留める針金と、樹を固定する針金は別に用意します。
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固定用針金の役割と準備

固定用針金は、植え付けた樹が風や水やりでぐらつかないよう、鉢に固定するために使います。
鉢の固定穴や排水穴に針金を通し、根の広がりと植え付け位置に合わせて長さを取ります。曲げやすいアルミ線などを使い、根を傷めない位置で留めます。
アルミ線の太さや扱い方は、アルミ線の選び方でも紹介しています。
作業を始める前に
用土のふるい分け、鉢底網の取り付け、固定用針金を通す作業は、樹を鉢から抜く前に済ませておきます。
根をほぐす根かき・根さばきや、根の剪定に使う根切鋏に加え、用土を根の間へ入れる竹箸、水やり道具も手元に用意します。
植え替えの実際の作業は、こちらの動画でも紹介しています。
植え替えに使うほかの道具は、盆栽道具の一覧でも紹介しています。




